ぶっちゃけ在宅ワークってどう??

長引く在宅ワークで間延びしている感があります。ベトナム人は在宅ワークについてどのように感じてるんでしょうか?

家庭環境やその会社によって色々ですが、日本ほど否定的な声は聞こえてきませんね。

社会的隔離措置が実施されて以降、認められた業種、立場以外は在宅ワークを強制されるようになってしばらく経ちますが、1か月を超える在宅ワークが続きますと、これが日常となった感覚の人も多いんじゃないでしょうか。今回は弊社に登録しているベトナム人4名に、在宅ワークについての本音をインタビューしましたのでご紹介します。

(*名前、所属先が分からないようにした条件での掲載の了承を頂いています。)

Trần・Văn・Mạnhさん(仮名) 男性28歳・商社

私「日常の業務はどんな感じですか?」

Mさん「在宅でできる仕事だけなんで、手持ち無沙汰になることは多々ありますね。でも上司にはフルで働いているように見せないといけないので、その点は出社しているときより気を遣います。会社にいるときは同僚と何気ない会話をしたり、それ以外のことで結構時間を使ってたんだなと思いました。あと在宅だと自分で昼食の準備をしないといけないんですが、調理する時間とかを考えると休み時間1時間は短いですね。というか1時間以上休んでます(笑)」

私「ぶっちゃけ在宅と出社とどちらがいいですか?」

Mさん「待遇が同じなら在宅のほうがいいですね。通勤時間も必要ありませんので、勤務時間外は全て自由に使えるとなると1日が長くなるのと同じですから。まあ今のように自由に外に出られないのが続くとなると困りますが。」

Nguyễn Thị Thu Trang(仮名) 女性25歳・IT

私「在宅で集中できますか?」

Tさん「あんまりできないですね。私はエンジニアではないので元々パソコンだけに集中するというのに慣れてなくて。仕事しながら動画見たり、友達とチャットしたりも普通にあります。」

私「特に忙しいとは感じない?」

Tさん「そうですね。直属の上司からそれほど仕事の指示が下りてくるわけではないですし、多分上司も私がそんなに忙しくしていないことは知ってると思います(笑)週に2回全体のミーティングがありますが、緊張感があるのはそのときだけですね。日本人は在宅ワークでも就業時間中は常に仕事に集中しているんでしょうか?」

私「それは、会社やその人に依りけりだと思います。。。」

Đoàn Thị Huyền(仮名) 女性32歳・コンサル

私「家庭持ちの在宅ワークはどうですか?」

Hさん「学校も在宅なので大変です。実質子どもの世話と仕事を同時並行でやることになりますので。正直業務量は減ってますので、それで子どもの世話まで手が回っているような感じです。普段出社して捌いている仕事量と同じだったら残業確定ですね。」

私「仕事のスペースは?」

Hさん「夫と私が両方在宅、子どももいるので正直狭いです。個別に部屋があるわけでもありませんし、日中ずっとエアコンをつけるわけにもいきませんので、出社しているときのほうが仕事環境はいいですね。」

私「日本では在宅ワークで夫婦仲が険悪になるという話題があったんですが、Hさんはどうですか?」

Hさん「私と夫でそれはないです。というかベトナムでそんなことはないんじゃないかなぁ。あ、もちろんケンカはしますよ。でも在宅だからとかそういうのじゃないです。」

Nguyễn Văn Linh(仮名) 男性34歳・教育

私「教育はかなり長い時間活動停止になっていると思いますが。」

Lさん「はい、在宅ワークといってもほぼ休業ですね。一応会社からなけなしのお金は出てますので、必要な仕事が発生したときだけ、その範囲内で仕事をしています。」

私「近いうちでの転職を望んでいる?」

Lさん「できるならしたいですが今の時期は同業界はどこも同じですから難しいでしょう。それに他の業界も厳しいのに私のような教育畑の人間は仕事を探すのは難しいと思います。今は給料とは別にネットビジネスで物を売って収入の足しにしています。」

私「ベトナム人は副業をしている方も多いですよね?」

Lさん「そうですね。お金に困ったら副業なり何なりで、何かしら日銭を稼ぐ手段を見つける人が多いと思います。私も今の会社でいつ解雇されるかわかりませんので、別の収入源を持っておくことは大事だと思いました。普通に教育センターが稼働しているときも、夜にアルバイトをしている同僚も多かったです。」

昨年から実質初めての在宅ワークが実践されたことになりますが、これまでの経験もあってかなり在宅慣れしているような印象を受けました。ベトナム人もこれまでの働き方について色々考えるところがあるようで、今の在宅ワークで特に支障がない営業形態が確立されるのであれば、故郷での生活も夢ではないという意見も聞かれました。昨年から続くパンデミックは新しい働き方の可能性を問いかけているようにも感じられます。