退職証明書の発行を拒否されたら?

転職先で新しい労働許可書を取るために前職の退職証明書が必要です。しかし前職は円満退職ではなく、退職証明書を発行しないと言われました。この場合どうすればいいでしょうか。

企業は退職証明書の請求に応じる必要がありますが、どうしても発行を拒否する場合はその旨を労働局に申し出てください。

なるべく退職証明書は退職前に取得

労働許可書(以下:WP)とレジデンスカード(以下:TRC)を取得していた会社を退職して転職する場合、転職先で再度WPとTRCを取るために前職の退職証明書が必要になります。これは前職のWPとTRCを取り消すために必要な書類となりますが、辞めた会社に退職証明書を請求するのは気まずいという方は結構いるものです。円満退職ではなく決裂状態で退職という方の場合はなおさらでしょう。中には勢い余って正式な退職手続きを踏まずに辞めてしまったということもあるかもしれません。

しかし新しいWPとTRCを取るためには必ず必要な書類となりますので、そこは我慢して前職の企業に請求しなければなりません。できれば退職を伝えるタイミングで退職証明書の発行依頼も一緒にしておきたいところです。

企業が退職証明書の発行を拒むと?

今回の質問のように、時々企業側が退職証明の発行を拒むということがありますが、これは労働法第48条3項により発行の責任が課せられていますので、請求があった場合は速やかに発行しなければなりません。

仮に退職証明書の発行を拒み続けられた場合、労働者は新しい会社でWPを申請する際に退職証明書を提出することができない理由を労働局に申し出る必要があります。この場合当局は発行を拒否している企業を「外国人が正規にWPを取得する手続きを妨害している」とみなしますので、何かしらの形でお咎めが入る可能性があります。このように余計なリスクがついてまわりますので、退職証明書の請求があった場合は速やかに発行されることをお勧めいたします。